・牛革でも豚皮でも強度的に差はないかと。
・1.2mm厚とかでOKです。逆に2mm以上は行程6の「ひっくり返し」のときに硬くて泣きそうになりました。
・型紙を作ったのでどうぞ。
・革用ボンド
・菱目打ち。キリでも可。
・3センチ幅くらいの幅広ゴムバンド。
・3センチ幅くらいの幅広マジックテープ。
・両面セロテープ@文具でオッケー。
※革以外は100均で調達できます。
私は量産するのでA4のはぎれを買いました。半分のA5で材料はとれます。
※100均に「合皮」というラベルでビニール製のウソ革を置いてある店もあるのですが、ビニールは反発が強すぎて接着+成形がめちゃくちゃ難儀でした(←経験者)。はぎれを買っても本革はそこそこするのですが、100均合皮は買わないほうがいいです。
中表で作ってあとからひっくりかえすのが楽です。
貼りつけヵ所を輪ゴムでホールドして完全に乾かしました。写真撮り忘れです。
完全に接着剤が乾燥しないとひっくり返すときにあんがい剥がれます。接着ヵ所を輪ゴムで押さえて一晩放置してからひっくり返すのがお勧め。
写真を撮り忘れたのですが、念のため「カップの底」のつなぎ目にもボンドを流し込んで補強しました。
ここで「菱目打ち」なるものが必要になります。縫い針ごときが革を貫通するわけもないので下穴をあけます。
筒の貼りあわせ部分が踵の後ろになります。ここにゴムバンドを縫い付けます。
どうしてもこの縫い方にする必要はないと思いますが、とにかく丈夫に縫いつけておくのがいいと思います。とれちゃったらすごく面倒くさいので付けなおす気力がわかないかと?
ゴムバンドの先端にマジックテープをつけます。「被さる方」と「被さられる方」があるので、ゴムバンドの手は等分にならないようにしたほうがいいと思います。左右があるのでまったく同じモノを2つ作ってはいけません。いわゆる「鏡合わせ」方式で仕上げるといいです。
横から見たらこんなカンジ。
後ろから見たらこんなカンジ。
これは鬼楽。材料を両面テープで貼るだけ。靴裏なので捻ったりしますから剥がれるかと心配したのですが、普通の文具の両面セロテープで大丈夫です。かれこれ1年半以上、私も生徒たちも剥がれていません。
世間には手仕事が嫌いな人がいるので、材料を揃えて作るまでフラメンコ靴をはけないとレッスンにならないので完成品をいつくかストックしてあります。近所に手芸屋さんがあれば革のはぎれを買うのも楽ですが、材料の調達もなかなか面倒くさいので1,000円でよかったら販売します。